MATE デスクトップ環境
MATE デスクトップ環境は GNOME 2 開発の延長線上にあります。Linux や他の Unix ライクな OS 向けの伝統的な手法を用いた、直感的で魅力的なデスクトップ環境を提供します。
MATE は、従来のデスクトップ体験を維持しながらも、新しい技術をサポートするために積極的な開発を行っています。 ロードマップ をご覧ください。
MATE のスクリーンショット を多数用意しています。
ニュース
- 2021-08-10 09:00 MATE 1.26 を公開しました
- 2020-02-10 09:00 MATE 1.24 を公開しました
- 2019-03-18 09:00 MATE 1.22 released
- 2018-02-07 09:00 MATE 1.20 を公開しました
- 2017-03-13 23:30 MATE 1.18 を公開しました
また、各ブログは タグ より検索可能で、 日付順に保存 されています。プラネット MATE を見れば、MATE コミュニティでどんなブログがあるのかかもっと知りたい方もいることでしょう。
MATE が使えるディストリビューションは?
MATE デスクトップは、以下の Linux ディストリビューション用の 公式 レポジトリを通じて入手できます。
- Alpine Linux
- Antergos
- AOSC
- Arch Linux
- Debian
- Fedora
- Gentoo
- GNU Guix and GNU GuixSD
- Hamara Linux
- Linux Mint
- Mageia
- Manjaro
- openSUSE
- Parrot Security OS
- PCLinuxOS
- PLD Linux
- Sabayon
- Salix
- Slint
- Solus
- Trisquel GNU/Linux
- Ubuntu
- Ubuntu MATE
- Uruk GNU/Linux
- Vector Linux
- Void Linux
MATE は、以下の Linux ディストリビューションでは 非公式 リポジトリを通じて入手可能です。
UNIX の方がお気に入りですか?
MATE をサポートするすべてのディストリビューションは DistroWatch.com で調べる こともできます。
MATE コミュニティは、多数のディストリビューションへの MATE のインストール方法をインストールガイドライン の中で説明しています。
各種アプリケーション
MATE は多数のアプリケーションで構成されています。名称変更は、GNOME コンポーネントとの競合を避けるために必要となっています。
Caja ファイルマネージャ
Caja は MATE デスクトップ用の公式なファイルマネージャです。ディレクトリをブラウズしたり、ファイルをプレビューしたり、関連するアプリケーションを起動したりすることができます。また、MATE デスクトップ上のアイコンの処理もこなします。Caja は、ローカルおよびリモートのファイルシステムで動作します。これは、Nautilus のフォークです。
Pluma テキストエディタ
Pluma は、ほとんどの標準的なエディタ機能に対応したテキストエディタです。また、通常はサポートしない他の機能とともに、この基本機能を拡張できます。Pluma は、1つのウィンドウで複数のテキストファイルの編集が可能な、グラフィカルなアプリケーションです (タブや MDI と呼ばれることもあります)。Pluma は、編集ファイルで Unicode UTF-8 エンコードを使用することによって、テキストの国際化を完全にサポートしています。主要な機能セットには、ソースコードの構文強調表示、自動インデント、および印刷サポート(印刷プレビュー可能)があります。Pluma は Gedit のフォークです。
Eye of MATE 画像ビューア
eom または Eye of MATE というのは、gdk-pixbuf ライブラリを使用する MATE デスクトップ用の単純なグラフィックビューアです。大きなサイズの画像を処理でき、一定のメモリ使用量でズームやスクロールが可能です。目標はシンプルさと標準仕様への準拠です。Eye of MATE は Eye of GNOME のフォークです。
Atril 文書ビューア
Atril は単純な複数ページの文書ビューアです。PostScript(PS)、Encapsulated PostScript (EPS)、DJVU、DVI、XPS および Portable Document Format (PDF) ファイルを表示および印刷できます。文書でサポートされている場合は、テキストの検索、クリップボードへのテキスト貼り付け、ハイパーテキスト・ナビゲーションおよび目次のブックマークも可能です。Atril は Evince のフォークです。
Engrampa 書庫マネージャ
Engrampa は MATE 環境の書庫マネージャです。書庫の作成と変更、書庫の内容の表示、書庫に含まれるファイルの表示、書庫からのファイルの展開などを行うことができます。Engrampa は File Roller のフォークです。
MATE 端末
MATE 端末は、MATE環境で UNIX シェルにアクセスするために使用できる端末エミュレータです。これを使用するこで、VT102、VT220および xterm 端末で実行するように設計された任意のアプリケーションを実行できます。また、MATE 端末には、単一のウィンドウ(タブ)で複数の端末を使用できる機能があり、異なる構成(プロファイル)の管理をサポートします。MATE 端末は、GNOME 端末のフォークです。
MATE という名前の由来は何ですか?
"MATE" という名前は、Ma-Tay と発音し、亜熱帯の南米原産でモチノキ科の一種である、イェルバマテに由来しています。葉にはカフェインが含まれていて、マテと呼ばれる飲み物や浸出液を作るのに使われます。